【じんま疹について】
じんま疹(蕁麻疹)について
じんま疹(蕁麻疹)は、皮膚の一部が突然赤くくっきりと盛り上がり(膨疹:ぼうしん)、強いかゆみを伴う病気です。この症状は、数時間から長くても1日以内(24時間以内)には跡を残さず消えてしまうのが大きな特徴ですが、体のあちこちに場所を変えて次々と出ることがあります。
発症してから4〜6週間以内のものを「急性じんま疹」、それ以上長く続くものを「慢性じんま疹」と呼びます。
「アレルギーが原因ですか?」と聞かれることが多いですが、実はじんま疹の約7〜8割は明確な原因が特定できない「特発性(とくはつせい)」のものです。疲労やストレス、睡眠不足、体調不良などが引き金となって起こることが多いため、お薬での治療と同時に心身のケアも大切になります。
当院の内科・小児科では、地域のかかりつけ医(プライマリ・ケア)として、大人からお子様まで、突然のつらいかゆみを速やかに鎮めるための適切な治療を行っています。
1. じんま疹を引き起こす主な要因・刺激
原因の特定が難しいケースが多いですが、特定の刺激によって誘発されるタイプのじんま疹もあります。
- 物理的刺激: 皮膚をひっかいたり擦ったりする(機械的刺激)、温まる・冷える(温熱・寒冷じんま疹)、日光、衣服の締め付けなどが原因となります。
- アレルギー性: 特定の食べ物(卵、牛乳、小麦、サバなど)や、特定の医薬品などを摂取したあとに起こります。
- 非アレルギー性(仮性アレルゲン): たけのこ、ほうれん草、トマトなどの食品に含まれる成分や、豚肉・エビなどが体質的に合わずにじんま疹が出ることがあります。
- 発汗(コリン性じんま疹): 入浴や運動、緊張して汗をかいたときに、小さなブツブツとしたかゆみが出ます。
※通常はじんま疹だけで命に関わることはありません。しかし、「息が苦しい・ゼーゼーする」「声がかすれる」「激しい腹痛や嘔吐がある」「意識が朦朧とする」といった症状が同時に出た場合は、重篤なアレルギー反応であるアナフィラキシーの可能性が高いため、直ちに救急医療機関を受診する必要があります。
2. じんま疹に対する3つのアプローチ(対処・治療選択肢)
当院の内科・小児科では、つらいかゆみを速やかに取り除き、慢性化を防ぐために以下の3つの異なるアプローチ(選択肢)を並行してご提案いたします。
【選択肢①】自宅での急性期の冷却と刺激回避(基本のセルフケア)
じんま疹が出ているときは、皮膚の血管が広がってかゆみ成分(ヒスタミン)が出やすくなっています。
- 患部を冷やす: かゆみが強い部分は、冷たい濡れタオルや保冷剤(タオルに包んだもの)で冷やすと血管が収縮し、かゆみが一時的に和らぎます。(※寒冷じんま疹の場合は逆効果になるため冷やさないでください)
- 体を温めない: 入浴(長湯)や飲酒、激しい運動は、体温が上がってじんま疹を悪化させます。症状が出ている間は入浴はシャワー程度にとどめてください。
- 皮膚への刺激を避ける: 患部をゴシゴシと掻くとさらに広がります。衣服は締め付けの少ないゆったりとした綿素材のものを選んでください。
【選択肢②】当院での保険診療(抗ヒスタミン薬による薬物治療)
じんま疹の標準的な治療は、かゆみのもとをブロックする厚生労働省に承認された保険適用の「抗ヒスタミン薬」や「抗アレルギー薬」の内服です。
- 適切な医薬品の選定: 抗ヒスタミン薬には、眠気が出にくい新しいタイプのお薬(第2世代)など、様々な種類があります。患者様の年齢、お仕事や学校などのライフスタイル(運転の有無など)、お子様の体重に合わせて、最も安全で効果的なお薬を適切に選択・処方します。
- 外用薬(塗り薬)の処方: 必要に応じて、かゆみを一時的に抑える抗ヒスタミン外用薬などを併せて処方します。
【選択肢③】慢性化の予防と定期通院による経過観察(長期的な管理)
特に「慢性じんま疹」になってしまった場合、症状が消えたからといってお薬をすぐにやめてしまうと、再び悪化して長引く原因になります。
- お薬の継続とコントロール: 症状が出ない状態を一定期間(数週間〜数ヶ月)維持し、医師の管理のもとで少しずつ薬の量を減らしたり、飲む間隔をあけたりしていく入念な経過観察を行います。
- 悪化因子の記録と見直し: どのような時間帯や行動のあとに症状が出やすいかを患者様自身(お子様の場合は親御様)に観察・記録していただき、日常生活でのストレスコントロールや疲労回復へのアドバイスを行います。
3. 当院の受診・ご相談の流れ
「夜間に突然じんま疹が出て眠れなかった」「子供の肌にブツブツが出たけれど、何のアレルギーか心配」という方も、どうぞお気軽にご来院ください。
当院は東武東上線「志木駅」と「柳瀬川駅」の中間地点にあり、内科・小児科・泌尿器科が一体となったファミリークリニックです。大人のじんま疹の受診のついでに、お子様の相談や、自由診療(ニキビのイソトレチノイン外来など)についても同じ院内で総合的にサポートしています。WEBから事前に順番予約をお取りいただけます。
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